リアル海外奮闘中Wifeたち

急に夫の海外転勤!言語・文化の壁、友達もいないさみしさ、日々奮闘しています。

イギリス人の働き方とお客さんとの関係? Saki , London

地下鉄の駅で、鮮やかな赤色のモヒカンの駅員さんを見かけました。

日本だったらモヒカンどころか髪を染めている駅員さんも見たことがありません。
日本とは雇用形態が違うのかもしれませんが、
それでも、ロンドンって自由な国だなぁと感心せずにはいられませんでした。
 
イギリスにきてから、イギリスの人たちの働き方やお客さんとの関係が、日本とはまったく違うということに気がつきました。
 
チャリティーショップでボランティアをしているのですが、
シフトの交代でレジを引き継いだときに、
スタッフの一人が、
「お腹すいたからこれ食べたの。後でお金払うわね」と、
食べかけのチョコレートを出してきました。
それはまさに、レジの横に並べられ売られているるチョコレート・・・
働きながらお店のチョコを食べてしまうの!??!と、
びっくりしましたが、イギリスでは特に問題ないようです。
 
そういえば、店員さんが飲み物飲んだり食べながら接客している姿を良く見ます。
 
日本だと注意されてしまいそうですが、
イギリスでは、文句を言うお客さんは一人もいません。
それどころか、「お客さんは神様」ではなく、店員もお客さんも平等(らしい)です。(英語ができない引け目からか、私はお店の人のほうが立場が強いように感じてしまいますが。。。)
 
私が特に驚いたのは、カード支払いをするときです。
カードを機械から抜き取るのと同時に、「Thank you very much」と必ずお客さんが意外と丁寧にお礼を言ます。
なんとなく日本の感覚で店員の私が「Thank you]といっていたのですが、
イギリスでは店員からだけでなく「カード支払いの作業をしてくれてありがとう」という意味でお客さんからも言うようです。
すごく地味な例ですが、店員もお客さんもお互いを尊重している感じがして、この考え方を気に入っています。
 
日本のように、店員はこうあるべき、マニュアル通り対応する、というような厳しい考えのもとで働くと、お客さんにとってすばらしいサービスを提供できると思います。
日本ほど親切丁寧に、接客してくれる国がほかに思いつかないほどです。
でも、不自然な作り笑顔や挨拶より、自然で楽な接客も心地よいものです。
働いている人も、お客さんもお互いにストレスの少ない環境が日本にも広がるといいなとおもいます。
 

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週末に天気良かったので、Chelsea Physic Gardenに行ってきました。
そんなに広くはない敷地ですが、沢山の種類の植物や薬草が少しずつ植えてありました。
中にカフェレストランもあって、結構本格的なランチを食べることができました。
1700年代に当時の大金持ちが、薬草を育て研究することを条件に、年間5ポンドで王立協会に貸し出し始めたようですが、なんといまでもそれが続いていて5ポンドのままということでした。 お金持ちの粋な計らいにただただ感心した休日でした。